雑記

(追記)デジタル庁長官「石倉洋子」さんはITやデジタルに強い?経歴や専門は?

2021年9月に発足したデジタル庁の事務方トップ「デジタル監」に、「石倉洋子」さんが起用される予定です。されました!

石倉洋子さんはデジタルやITにどのくらい詳しい方なのでしょうか?

過去のITに関する記事などを調べてみましたので、ご紹介します。

(追記)
2021年9月3日、自身のHPに使用していた画像が使用許可を得ていないものだったということで、SNSやHPが一時非公開となりました。

石倉洋子さんの学歴

まず、石倉洋子さんの学歴です。

  • 1964年:フェリス女学院中学卒業
  • 1967年:フェリス女学院高校卒業
  • 1971年:上智大学外国語学部英語学科卒業
  • 1980年:バージニア大学大学院経営学修士(MBA)取得
  • 1985年:ハーバード・ビジネス・スクール経営学博士(DBA)取得

ハーバード大学でのDBA取得は女性初だったようで、大変輝かしい学歴をお持ちです。

ただ、この学歴からは英語や経営にバックグラウンドがある一方で、”デジタル”や”IT”は全くの専門外であることがわかります。

石倉洋子さんの経歴

では、経歴はどうでしょうか。

  • 1985年4月 マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社
  • 1992年4月 青山学院大学国際政治経済学部教授
  • 2000年4月 一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授
  • 2004年4月 ボーダフォンホールディングス株式会社社外取締役、日本郵政公社理事
  • 2006年6月 商船三井社外取締役
  • 2008年1月 総合科学技術会議議員
  • 2010年6月 日清食品ホールディングス社外取締役、富士通社外取締役
  • 2011年4月 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授
  • 2012年4月 一橋大学名誉教授
  • 2012年6月 ライフネット生命保険株式会社取締役
  • 2014年6月 双日社外取締役
  • 2015年6月 資生堂社外取締役
  • 2019年6月 積水化学工業社外取締役
  • 2020年5月 TSIホールディングス社外取締役

現在の主な肩書は、「一橋大学名誉教授」です。

他にも数多くの名だたる企業の社外取締役を歴任しており、やはり経営を専門とされていることが読み取れます。

石倉洋子さんの専門は?

結局のところ、石倉洋子さんのご専門は何なのでしょうか?

ITメディアの記事によると、専門は「経営戦略やグローバル人材」ということです。

石倉氏は(中略)、経営戦略やグローバル人材を専門とする。

デジタル監に石倉洋子氏起用へ 一橋大学の名誉教授 - ITmedia NEWS

ご自身のホームページでも「 経営戦略、競争力、グローバル人材」と述べていますので、間違いないようです。(2021年9月3日現在、HPは閉鎖されています。)

専門は、経営戦略、競争力、グローバル人材

プロフィール – 石倉洋子の公式ウェブサイト (yokoishikura.com)

石倉洋子さんのITに関する記事など

ここまで、学歴、経歴、専門を見てきましたが、「経営」や「人材」に長けている一方で、「IT」や「デジタル」に関するバックグラウンドは見えてきませんでした。

では、石倉洋子さんのITに関する記事などはどうでしょうか。

一橋大学名誉教授 石倉洋子氏は「テクノロジー進化のスピードが早く、これまでの戦略立案の手法が有効でない」と指摘する。

(中略)

米国ではタクシーという既存業種が違う形になったともいえる「Uber」が普及しています。Uberは「リアルタイムでやりとりできる人と配車のマッチングプラットフォーム」を提供しており、モノを製造しているわけではありません。しかし、モビリティという観点で、自動車業界に大きな影響があります。

 Uberの仕組みには(ネットワークの高速化やスマートフォンの普及といった)「デジタル」が圧倒的に寄与しています。こうした環境の変化がなかったら絶対にできなかったビジネスモデルです。

一橋大 石倉洋子氏に聞くAI時代の「戦略と事業」、なぜこれまでのやり方が通用しないのか |ビジネス+IT (sbbit.jp)

企業戦略やビジネスモデルにおいて、テクノロジーの進化のスピードに遅れることなく、業界や業種にとらわれない考え方が必要だとおっしゃっています。

台湾のデジタル化の背景や詳細を知ると、それらの政策や実績が、ただ単に「DX」(デジタルトランスフォーメーション)と言っているだけではないことがよくわかります。

 タン大臣の講演や書籍を読むと、「Co-creation」「Internet of Beings」「Shared Reality」「Collaborative learning」など、「協働することが不可欠であること」「これまで慣れ親しんできたことを否定するのではなく、何とか生かすこと」「市民と政府の橋渡しにおいては、信頼が基盤として必要なこと」「ラジカルなほどの情報公開」「トップダウンではなく、実際に活用する人の意見をよく聞くこと」「できることはすぐ採用すること」などの考え方が伝わってきます。

台湾のIT政策とイスラエル式エリート養成プログラムに学ぶ、「当事者意識」の育て方 | 経営・戦略デザインラボ | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)

台湾のコロナ対策で一躍有名になった、IT担当大臣のオードリー・タン氏。

「Sansan Evolution Week 2021」でタン氏が基調講演を行った際にモデレーターを務めたのが石倉氏です。

この基調講演を通して石倉氏はデジタルが企業戦略や政策に寄与することについて見識を深めており、タン氏の見解を上記のように述べています。

また、公式ホームページに掲載されているメディア出演履歴を見ると、やはり企業戦略や人材育成などに焦点を置いているように読み取れます。

以上を踏まえると、デジタルやITに関する理解はあるものの、実務経験はそれほどないようです。

どちらかというとデジタルやITをどう企業戦略や人材育成、国の政策に反映しデジタルを普及させるのか、経営や組織運営などに力を発揮される方という印象を受けます。

基本的に省庁のトップですから、必ずしもデジタルをゴリゴリの専門としている方ではなく、さらに高い視座から日本という国のデジタル戦略をどう進めるかを考え、責任をもって強力に推し進められるリーダーでなくてはならないと考えられます。

(追記)公式HPで使用していた画像が「利用規約違反」と指摘

2021年9月3日、 公式HPで使用していた画像が「利用規約違反」と指摘され、TwitterやHPが一時非公開となりました。

使用していた画像は、写真ストックサービスの「PIXTA」の画像です。

本来は購入して使用すべきところ、PIXTAの透かしが入った購入前の画像を使用していました。

これがPIXTAの「利用規約違反」に抵触したようです。

おそらくですが、HPの運営自体はご本人で行っていたわけではないように思います。

数多くの役職を持ち、講演会などを行っている多忙な方ですので、きっと記事本文はご本人が書いたのでしょうが、サイト構成などのHP管理は他の方に任されていたのだろうと推測します。

ですが、だからと言って記事の掲載前には当然チェックすべきですし、全ての責任はご本人にあります。

今回の件を受け、石倉長官はすぐに謝罪文を発表されています。

「石倉洋子です。全く私の不注意でした。お詫びします。大変申し訳ありませんでした。至急対応いたします。」

個人的にはこういった失敗については誰しもが犯しうる初歩的なミスだと考えています。

ぜひ、今後一層ご活躍していただき、実績で名誉挽回していただきたいと思います。

まとめ

デジタルをはじめ科学技術にも関心をお持ちで、多くの企業経営に関わってきた石倉洋子さん。

72歳ということで年齢的なことを指摘される方もいらっしゃいます。

デジタル監の任期はおそらく2年。長くても4年程度と考えられます。

短い期間ですが、デジタル監として日本のIT普及をイノベーティブに進めていただきたいですね。

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